2013年6月30日日曜日

宝山石头城

バスや鉄道で移動していると、車窓から小さな村や集落が見える。数十軒たらずの家々、周りは田んぼか畑のみ。田舎好きにはたまらなく魅力的な風景だ。しかしそれらは車窓から眺めることしか出来ず、一瞬見えては流れていく。
二年前に中国を旅したときはなんとも歯痒く、いっそのこと途中下車でもしてしまおうか、なんて思っていたりした。

そんな思いもあり、インターネットで宝山石头城の情報を見つけた時は興奮した。過度に観光地化されていない、農村の暮らしを見ることができそうな小さな村。ココだ!と思った。

しかし石头城への移動は、これがなかなか骨の折れる道程だった。

前日に聞いていた話では、石头城行きの乗り合いバンは朝8時に象山市場を出発するとのこと。しかしいざ行ってみると今日は出ないらしく、明日も明後日も未定と言われた。もちろん公共バスなんてない。

VISAの期限を考えると待つわけにもいかず、仕方なく途中まで行く車に乗せてもらうことにした。結局ヒッチハイクをすること三回、到着したときには午後7時を過ぎていた。

※麗江から石头城は100キロ程、道は悪いが通常4,5時間で着くことができる



2013年6月29日土曜日

お茶について



辛い料理を食べるときには冷たい水を飲みたくなる。しかし中国では、食事の際に出されるのは熱いお茶、もしくは白湯。チビチビとしか口に含むことが出来ず、辛さで悲鳴を上げる舌をリセットすることが出来ない。ヒリヒリがおさまらず、料理によっては完食できないこともある。

常々疑問に思っていた。何故熱いお茶なんだろう。
いままで何人もの中国人にこの疑問を投げ掛けてきたが、麗江で出会った中国人の青年が興味深い回答をしてくれた。

彼が言うには、中国人は遠い昔から移住を続けてきた民族で、新たな土地で生水を飲むのは命に関わる行為だった。そもそも水だけでなく野菜だって生では食べなかった。これは衛生的な問題もあるし、冷たいものを身体に入れること自体が"気"的に良くない。
このような考え方が現在でも習慣として残っているんだそうだ。

なるほど、少しスッキリ。
まあ今後も僕が辛い料理と熱いお茶に悩まされることに変わりはないんだけど。

2013年6月28日金曜日

鉄道での出来事




昆明から麗江への鉄道移動、6人掛けのボックス席。
向かいの席に座った青年(賈くん)は面白いやつですぐに仲良くなった。彼は英語が話せないし、僕の中国語も会話が成り立つレベルではないので、筆談でやりとりをする。
周りの人も面白がって、僕らの席は終始にぎやかだった。


しかし、麗江到着のアナウンスとともに事は起こった。
それまで見ているだけだった一人の青年が僕のノートに釣魚島と書き、その横に中国と日本の国旗を書いた。「釣魚島はどっちものだと思う?」と聞きたいんだろう。
ストレート過ぎる質問に答えることが出来ずにいると、「日本だと思っているんだろう?」というようなことを言われた。
僕は苦笑いするしかなく、彼は不満そうにその場去っていった。周りの人も冷めた反応。

時期が時期なだけに仕方ないけど、でもな~。。。
なんて考えていると、一人の女の子が「he is rude. I am so sorry.」と、スマートフォンで翻訳した文章を見せてくれた。僕は「没問題、謝謝」と言い、やっと苦笑いを解くことが出来た。

ああよかった。当たり前だけどこういう考え方の人もいる。
とはいえ、これからはもうちょっと上手く対応したいところ。相手を怒らせない上手い躱し方はないものだろうか?

2013年6月26日水曜日

変化。







タイ-ラオス国境は国が変わっても見える景色、人の印象はさほど変わらなかった。そもそも陸路の国境越えってそんなものだ。劇的に変わることは多くない。

しかしモーハンの国境は別。面白いくらい分かりやすく、全てが中国になる。

イミグレーションのある建物はラオスを威圧するように巨大で、そこから延びる道路はキレイに舗装されている。商店の看板は簡体字で、人々は中国語を話すのだ。
国の豊かさが違い、文化圏が変わる。それを見せつけるように過剰に演出された街。
モーハンという街は、そんな印象を与える。

ともあれ、無事に中国に入国した。
僕の中国語はというと、通じたり通じなかったり。
まずは省都、昆明に向かいます。

※写真は昆明に向かう寝台バスから見た景色

2013年6月25日火曜日

はじまりはじまり




国境の街チェンコンまでミニバスで向かった。
となりの席は西洋人の肥満男。彼の脂肪は僕のシートの1/3を侵しているが、バス運が無いことは分かっているので特に問題無し。
肥満男のリクエストでクーラーを強にされたのも想定内。カーディガンを用意しておいたのでまったく問題無し。

川を渡って国境を越える。余ったタイバーツをラオスキップに両替する。
中国行きのバスチケットを買い、その日は宿に泊まった。
チケット代と宿代を払うと、ラオスキップをちょうど使い切ることができた。

万事問題無し。
珍しく出だしは好調です。

※写真はラオス側、フエサイの寺院

2013年6月24日月曜日

チェンマイ最終日




フランスは遠いけど、行きにくい国ではないからきっとまた会える。
頭で分かってはいても、いざお別れをするとなるとやっぱり淋しいもの。

アナはあと一週間アドバンスコースの練習に費やし、帰国するんだそうだ。

彼女に施術してもらうと、いつも僕はすっかり気持ちよくなって眠ってしまう。それはきっとアナがいいマッサージ師だからだろう。次に会うときには仕事としてやってるのかな。


明日、チェンマイを出発します。

2013年6月22日土曜日

祝辞

東名高速を走って東に向かう。
僕の家からだと100キロくらい走ったあたりかな(もっと近かったかな)、短いトンネルを通る(長いトンネルだったかもしれない)。

そしてそのトンネルを通り抜けると、目の前に富士山が現れる。それまでまったく見えていなかった富士山が、それはもう間近に。
この瞬間がとても好きで、富士山が見えたときのワクワク感といったらもう半端ではない。あそこまで粋な演出をするトンネルはそうそうない。

富士山に登ったことはないし、多分これからも登らないだろうけど、とにかく、
世界遺産登録おめでとう!

2013年6月21日金曜日

不安




希望通りの日数ではないとはいえ中国VISAが手にはいった。
マッサージ学校は昨日が最終日だった。

もうすぐ出発。実は、あまり気が乗らない。
チェンマイで出来た友人との別れを思うと寂しい。というのもあるし、中国への不安も大きい。

マッサージと並行して中国語の勉強もしていたが、独学ゆえにあまり身についた気がしていない。VISAの延長は上手くいくのだろうか?ゆったりとしたチェンマイの空気に慣れてしまったので、旅自体が億劫になっているのかもしれない。

国境に向かって移動をはじめれば、すぐに旅モードになるんだろうけど。

ふとパスポートを確認すると、残りはあと6ページ。
延長VISAの必要条件に残り10ページ以上とあったらどうしよう。
うーん、こんなところにも不安材料が。

2013年6月20日木曜日

犬が好き。

一時帰国した際にカメラを買い替えました。

sonyのα NEX-6というミラーレス一眼。
レンズは16-50mm(換算24-75mm) F3.5-5.6一本のみ。

いままでのα55+レンズ三本というのシステムから比べると軽いはかさ張らないは、旅行向きのさっぱりとした装備になった。

もちろんカメラの性能は劣る。レンズも望遠が足りない、F値も暗い。
性能に頼った表現の幅はだいぶ狭まってしまった。

でもまあ、それでいい。
色々考えた末、より気軽に写真を撮れる方がいいという結論にいたった。
ようするに、重いシステムを常に持ち歩く根気は僕には無かったのだ。

nex-6に変えてからはどこへ行くにも、それこそ昼食に出掛けるだけでもカメラを持ち歩いている。
そんなわけで、最近はよくネコと空を撮っています。



2013年6月19日水曜日

バイバイ、ビーム。



ビームは明後日からプーケットへ旅行に行く。
明日も用事があるらしく、今日は彼女との最後の練習だった。

毎日のように授業後も練習に付き合ってくれた彼女。
僕にとっては、まさにチェンマイの天使。
夢はナパ先生(お母さん)と同じマッサージ師になることで、お金を貯めてネパールへ旅行に行きたいんだそうだ。

頑張れビーム、また会おう!

2013年6月17日月曜日

三度目

今日も中国領事館を訪問。
結果は、30日のVISAに終わった。

しかし今回は朝一に行ったことで、まだお姉さんの機嫌がよかったのか、それとも三度にわたる訪問に応えてくれたのか、上司に頼んでみると言ってくれた。
「また来たの?」と呆れたように笑っていたけど。

結果は前述の通り。しかし今までのような役人仕事でなかったことに救いがあった。

やはり中国人。
「三顧の礼」は通じるのです。

2013年6月16日日曜日

日曜日




少し遠出をしてみようと自転車をレンタルした。
チェンマイに滞在して2週間も経つのに、まだ旧市街の外へ行ったことがないのだ。

売店で買ったコーラ(何故かビニール袋に注いでくれた)を飲みながら、特に目的地も決めずにペダルをこぐ。
音楽プレイヤーを持っていないので、頭の中でマイケルジャクソンのマンインザミラーをループさせた。自転車のスピードは、ちょうどこの曲のテンポにピッタリだ。

いざ、外界へ!


2013年6月15日土曜日

スパイシー




辛くないタイ料理はタイ料理にあらず

と断言するのは、マッサージ講師のナパ先生。
もちろん辛くないタイ料理はいくらでもあるが、どんな料理にもこれでもかと言うくらいスパイスをふりかけ、真っ赤な激辛料理にしてしまう。

僕はというと、悲しくなるくらい辛いものが苦手。
自分以上に辛いものに対する耐性のない人間もいないんじゃないだろうか。
しかし次の目的地はあの中国。辛い料理においてタイに遅れををとるようなことはない。

いい機会なので、辛いもの苦手を克服してみようと思います。
最近では料理に少し唐辛子をふりかけるようにしています。
まだ一週間だけど、こころなしか辛さに慣れてきた気がしています。

そしてもうひとつ、お酒が飲めないのもどうにかしたい。
確か、最後に飲んだのはラオス。その時はラオス人にすすめられてグラス一杯のビールを飲んだら頭が痛くなって寝込んでしまった。

あれから2年経っているので、もしかしたら体質が変わっているかも。
ということで、次にお酒を飲む機会があったら断らずに飲んでみようと思う。

以上。

※写真はナパ先生と娘のビーム。ビームは僕の練習相手。

2013年6月14日金曜日

盲目の按摩師




「マッサージ一時間お願いします」
英語で伝えると、男は見慣れない道具を使って器用に点字を打ち、それをマッサージ師に渡した。
アナに紹介してもらったこの店は、マッサージ師から受付スタッフまで皆、盲人だった。

僕を担当した女性は英語が話せないようで、サワディカ〜(こんにちは)という言葉以外、ほとんど会話をすることなく淡々と一時間が過ぎた。
マッサージの腕は可もなく不可もなく。そもそも僕は先生以外のプロにマッサージをしてもらった経験が無いので、良し悪しもよくわからないのだが。。

その後、店から数十メートルのところにある食堂で昼食をとっていると、先ほどのマッサージ師とその旦那さん(彼も盲人)がやってきた。
彼らの姿を確認した食堂のおばちゃんは、手をとって席に座らせた。用意した食事をテーブルに置き、箸をもたせ、器の位置を教えていた。

ふと、東京での出来事を思い出した。
電車を降りると、駅で一人の盲人を見かけた。彼は杖を使って点字タイルをなぞり、見事に電車を乗り換えていた。
それまで意識したことはなかったけど、東京では駅以外でも、いたるところに点字タイルが敷かれていた。

素晴らしい。
東京もチェンマイも、よく出来た社会システムを持っている。

帰り際、コップンカ〜(ありがとう)と彼らに話しかけると、声を覚えていてくれたようで、「オー、ジャパニーズ!」と笑顔を返してくれた。


2013年6月13日木曜日

How deep is my love ?

再び、中国領事館へ。
今回はフライトチケット(Eチケットの内容を改ざんしたもの)と、宿の予約確認メールを持参。

受付は前回と同じお姉さんだった。
Eチケットのプリントを確認するやいなや、「180日は無理。30日に書き直してきて」の一言。

「え、でもフライトチケットがあれば出してくれるって言ったでしょう?」
「30日しか無理です。」
「どうして?月曜日にきた時はそういったでしょう」
「いいえ、そんなこと言ってない。これは規則です。」

どういうことだろう。前回のは聞き間違えたんだろうか。フライトチケットがあれば30日ならokということだったのか?
しかし僕の前に申請した日本人のおじいさんはフライトチケット無しで30日ビザの申請が出来ていた。
これはお姉さんに嫌われたかな。。

結局今回も申請出来ず。
それどころか状況が悪化してしまった。

簡単じゃあないとは思っていたけど、どこかで「なんとかなるだろう」と楽観していた。しかし、どうやらチェンマイで半年ビザの取得は不可能らしい。

インターネットで調べてみたところ、2013年6月に申請し、やはり30日しかもらえなかったという情報があった。少し前の情報だけど、ごねたら60日もらえたという人もいる。

来週、もう一度チャレンジしてみよう。
可能性は低そうだけど、ごねたら60日貰えるかもしれない。

苦しい状況だけど、投げやりな気持ちにならないのは、それだけ中国が好きだからだろう。その気持ちは再確認できた。
情熱に必要なのは、対象への"愛"だ。


※その後、20軒ほど旅行会社に代行を頼んでみたが、すべて断られた。
チェンマイでは中国ビザの代行はしてないないらしい。


2013年6月11日火曜日

美しい文章




白川郷に行きたい。
雪に囲まれたい。
日本の冬を楽しみたい。


本を読み終えることを読了というらしい。最近知った。読了って、響きがカッコいい。この歳になるまで漫画以外の本を読むことがあまりなかったけど、最近よく読書をします。

2013年6月10日、川端康成の「雪国」
読了。

内容はさっぱり面白くない。主人公の性格も掴みきれないまま読み終えてしまった。結末も意味不明。
しかし、それを補って余るほどの美しい文章、リズム。
続きが気になるから一気に読んでしまうということはなく、むしろページに散らばる「美」を逃すまいと丁寧に丁寧に読み進めた。


川端康成をもっと読みたかったけど、彼の作品はまだ青空文庫にはないらしい。
中国入りも近いことだし、次は魯迅の「阿Q正伝」を読んでみようかな。

2013年6月10日月曜日

我想获得签证

日本での発行が厳しくなってしまった中国VISA。果たしてチェンマイでは発行してもらえるのか。緊張しつつも笑顔で挨拶をして中国領事館に入った。


係員から受けとった用紙の記入欄には、
・一次入境(3ヶ月)
・二次入境(3-6ヶ月)
・半年多次入境
・一年多次入境
とある。

これなら最低でも3ヶ月は発行されそうだ。
僕は二次入境(3-6ヶ月)にチェックをし、記入欄を埋め、証明写真とともに提出した。

すると受付のお姉さんが、「飛行機のチケットは持っているの?」と、聞いてくる。
「いえ、持ってないです。ラオスから陸路で入国するつもりです。」
「ああ、じゃあVISAは1ヶ月しか無理ね。」

お姉さんは面倒臭そうに言い放った。なんでも今年から必要書類に飛行機のチケットが追加されたそうだ。おそらく多くの日本人と、この件で揉めたんだろう。こいつもか、とうんざりしている様子が顔と口調に出ていた。
彼らに嫌われたらVISA発行は難しくなるだけだろう。今日はおとなしく帰ることにした。

なんにしても、一ヶ月VISAでは話にならない。かといってタイから中国までのフライトチケットを買うのは距離的にもったいない。

抜け道が思いつかないでもないので、とりあえず色々試してみることにしよう。
チケット購入はそれから考えればいい。

さてさて、どうなることやら。

2013年6月9日日曜日

プラクティス

今日は朝からアナの泊まっているゲストハウスへ。
一泊250バーツ(800円)と高めだが、自由に使えるマッサージルームがついている。(北タイ式マッサージをちゃんとやるにはマットが必要)

彼女との練習でわかったことが一つ。
僕はハンドマッサージが比較的上手に出来るということ。
施術していて相手の気持ちいいと思う部分(ツボ)がなんとなくわかり、力加減も間違っていない。気がする。
これはアナに対してのみ相性がいいのか、それとも他の人に対してもそうなのか、要件証。

それにしても、先生(タイ人の大男)と違い、女性の身体を相手にするのは色々と気を遣う。胸近くの肋骨や、股に近い内ももなんかは特に。
そんな気遣いとは無縁のアナは、僕の脚や腕が、自分の胸に触れようがお構いなし。

はあ、おフランスのかたは無頓着でいいよなあ。。

2013年6月7日金曜日

ジェニー



なんという偶然!グルジアで出会った中国人のジェニーがチェンマイにやってきた!

中国パスポートをvisaでいっぱいにしながら、アジア、中東、アフリカと旅をしていたジェニー。今回は両親と一緒にタイでバケーションなんだそう。夕食に誘われたので、ちょっと奮発して日本食レストランを選んだ。

グルジアで会ったときと同じく、彼女はひたすら喋りまくった。会話の95%は彼女が話し、僕は相づちを打つばかり。
「一緒に旅をしていたフォックスは今どうしてるの?」という質問したかったのに、彼女のトークショーに隙間は出来ず、ついに僕は喋らせてもらえなかった。

ああ、そうそう。ジェニーはこんな子だったな。と、なんだか懐かしく、可笑しかった。
彼女と別れ、やっと宿で落ち着くと、今度はチャットで大量のメッセージ。なんというおしゃべり好き。笑

今日はつかれたので、返信はまた明日。

2013年6月6日木曜日

sound of Chiang Mai



日が傾き、少し涼しくなってきた午後五時過ぎ。

街を散歩していると、お寺から素敵な音楽が流れてきた。
中を覗いてみると、お坊さんが10人くらいで演奏していた。

あくる日も同じ時間に通りかかると、昨日と同じ音楽が聞こえてくる。
どうやら毎日演奏しているみたいだ。

お寺のすぐ隣にゲストハウスがあったので、その日に宿を変えた。
あまり綺麗な宿じゃないけど、一泊100バーツ(330円) 、バックミュージックつき。

2013年6月5日水曜日

タイガーバームを買いました。


六角形の瓶の造形、水色と橙色の配色、なんとも"普通"な虎のキャラクターデザイン、荷物を圧迫しない絶妙な小ささ。

かわいい。

男が「かわいい」なんて言葉を使うのは気持ちが悪いけど、これは「かわいい」。
いや~、いい買い物をした。見てるだけで癒される。(愛おし過ぎてまだ栓を開けられない)

香港に行ったらタイガーバームガーデンに行かなくちゃ。

タイパンツを買いました。



マッサージの練習に必要だったので、タイパンツを買いました。
タイにきたからタイパンツ。というベタさに抵抗があったので避けてきたけど、履いてみるとこれがなかなか悪くない。
チャックがないから用を足すのに難儀するけど、とてもシックリきています。

ひとつ自分の殻を破りました。

2013年6月4日火曜日

マッサージスクール

タイに来た目的のひとつは、マッサージを習うこと。
チェンマイの”北タイ式マッサージ”は世界的にも有名らしい。

僕が通うことにしたLoikroh massage schoolは、初心者向けのベーシックコース(20時間)、上級者向けアドバンスコース(30時間)にわかれている。
もちろん僕はベーシックを選んだ。20時間なら一日5時間やれば4日で修了できる。マッサージの習得に1ヶ月近く費やすことを考えていたので、以外にすぐ終りそうだなと拍子抜けしていたが、甘かった!

ベーシックといっても習う技術は多く、20時間の授業ではとてもじゃないが覚えられない。
どうやら追加で20時間(もしくはそれ以上)は授業を受けなければ、一通りの流れを覚えることも出来そうにない。
フランス人のアナが、「授業後に練習しましょう」と誘ってくれたのはありがたかった。しかし彼女は去年もベーシックを習い、今回もすでに2週間目。僕とのレベルの差は歴然。ちゃんと練習相手になれればいいけど・・。

とにかく、せっかく習うなら"使える技術"を習得しなくては!
頑張ろう!

2013年6月2日日曜日

to Chiang Mai by train

ガタンガタン、ガタンガタン。
音と振動とともに、列車は北へチェンマイに向かっていく。
西側の席は太陽の熱線で温められ、ビニル張りのシートに座ると蒸れてしょうがない。
風はぬるく湿っていたので、車窓の雨戸は閉めておいた。しかしその雨戸は鉄製で、すぐに熱を発しはじめた。

外国人旅行者はみなアユタヤの駅で降りていったので、車両にいるのは現地人ばかり。半分以上が空席の車内では、乗客たちが思い思いに列車の旅を楽しんでいた。

初老の夫婦は5歳くらいの女の子(おそらく彼らの孫)に車窓からの景色を見せていた。
女の子は景色よりも車内販売のオモチャが気になるみたい。
反対側の席では、お坊さんがタッチパネル式の最新ラップトップでポップミュージックを聞き、その後ろにいる男は大きないびきをかきながら、せわしなく寝返りを打っていた。

そんな車内の様子を見ているうちに、いつの間にか風は涼みを帯びていた。
すでに熱を失った雨戸を引き下げると空はほの暗く、夕日が遠くの雲に滲んでいた。
目の前には田園の鮮やかな緑が広がっていた。

吸い込まれるような景色に見惚れながら、旅の再開に胸が高鳴るのを感じていた。






2013年6月1日土曜日

ひげ



日本に帰国した4/26から、髭を剃るようにしていた。日本だからキレイにしていようというわけでなく、ちょっと気分を変えてみたかったのだ。

タイへ向けて出発する一週間くらい前から剃るのをやめた。海外に行くからワイルドにしていきたいというわけでなく、そういう気分になっただけ。

beforeも撮っておくんだったな。
さて、出発。