2013年4月30日火曜日

みさきさん


メキシコとグアテマラで会ったみさきさん。
数週間~2ヶ月くらいの旅を何度も続けている根っからの旅人。

当時、中南米を旅行する予定が、事情により期間が短縮し、南米に行くことができなかったみさきさん。
各国のマッチ箱をコレクションする彼女には、ペルーで買った1ダース数十円の安いマッチ箱を1箱をお土産に渡した。ものすごく安ーいお土産だけど、とっても喜んでくれたのが嬉しかった。

彼女は中米から帰った後、ミャンマーを旅し、僕と会って間もなく台湾に飛んでいき中国にも行きたいと話していた。
なんて身軽な人だろう。
僕の知る限り、みさきさんはスナフキンにもっとも近いタイプの旅人だ。

2013年4月29日月曜日

こうへいさん と ヨーコさん


キルギスで会ったこうへいさん、超独特なオーラを持つブチャラティ似の青年。
彼は中国からヨーロッパまで旅した後そのまま陸路で中国に戻るという、奇妙なルートで旅をしていた。キルギスの宿ではウイグル料理を研究するという、これまた妙な活動をしていた。

ヨーコさんとはペルーの宿で。
そのとき僕はメノナイト対策のためドイツ語の勉強をしていた。スペイン語圏でドイツ語を勉強していた僕に「なんでスペイン語なんですか?」と聞かれメノナイトの話をしたところ、彼女も知り合いからメノナイトの情報を貰っているという話になった。

そして、その情報元こそ、こうへいさんだったのだ。

東京で会っても、こうへいさんはこうへいさんだった。旅行中と同じペースで生きている。少なくとも僕にはそうみえた。彼とは旅であった人の中でもよく連絡をとっていたほうなんだけど、再会して一番緊張したのはこうへいさんだった。
ヨーコさんは4月から新社会人。社会人一年目の洗礼を順調に受けている感じだった。といっても、彼女も自分のペースをみたいなものを持っていて、のんびりした柔らかい雰囲気を持っている。

二人ともアーティスティックな人だ。こうへいさんはレンズの曇った古いコンデジで味のあるいい写真をとる。なにより文章を書くセンスが素晴らしい。そういう仕事をしているのかと思うほど素敵な文章を書く。素人離れしている。褒め過ぎて気持ち悪いけど、ここではもう褒め殺しておこうと思う。

そしてヨーコさんは恥ずかしがって、かたくなに作品を見せてくれなかった。

お二人とも、
もんじゃ焼きとコーヒーご馳走様でした。

2013年4月28日日曜日

真由さん


初めて会ったのは四川省の成都だった。やたらとテンションが高く、会って間もなく『○○に行くの?一緒に行こうよ!』と言ってくる社交的な女性。正直、僕はその根アカっぷりについていけず、あまり話すこともなく当然一緒に行動することはなかった。

次に会ったのが新疆ウイグル自治区のカシュガル。当時そこそこ早いスピードで旅していた僕よりも早くカシュガルに着き、更にパキスタンまで行って帰ってきたというスーパースピーディな旅をしていた。会うのが二度目ということで、前回よりは話すことができ、更にキルギスへ抜けるということで乗り合いタクシーをシェアするために行動を供にした。結局そのあと二週間、真由さんと一緒にキルギスを周るのだった。


彼女はプロのピアニストで、帰国後もピアノの先生をしながらコンサート活動をしている。
東京にいる間に、少し遠出して栃木にある真由さんの家を訪ねた。もちろんピアノは聞かせてもらい、それはそれは素晴らしかったんだけど、真由さんの魅力はなによりもその生き方だ。

朝起きて、ご飯を食べて、散歩して、家事をして、あとはピアノを弾く。このシンプルな生活を帰国してからずっと続けているらしい。そしてそれが楽しくて仕方ないと、旅に出る前は出来なかった生き方が出来ていると言っていた。

自然体で生きるっていうのは凄く難しいことだと思う。精神的にも、金銭的にも。
素直に尊敬できる。真由さんのようなカッコいい人間になりたいものだ。

2013年4月27日土曜日

ともこさん

ともこさんと出会ったのは、ネパールのトレッキング中。ヒマラヤという場所的にも、一月という時期的にも珍しく、彼女は短期旅行者だった。
旅行中に会った日本人のほとんどは長期旅行者で、そういう意味でも印象深い。

それぞれ別々に登山をしていたが、休憩用の山小屋で何度か一緒になった。
お互い映画が好きだったので、あの映画がイイだとかオススメだとか話していた気がする。

東京で会った時のともこさんは、当たり前だけど山登りの格好はしておらず、"東京のお姉さん"していた。
そのギャップと久しぶりに会ったせいもあって少し緊張してしまったけど、まずまず楽しく会話できたんじゃなかろうか、と自分では思っている。
ともこさんとは東京に滞在したいた10日間で3回も会ったので、再会した人の中では一番打ち解けることが出来た。気がする。自分では。 

考え方が国際派な彼女は、ずっと日本で仕事をする人ではないだろうけど、次に僕が帰国したときも会えたらいいな。
もしくはどこか外国で、ばったり再会できたらいいな。