2013年8月30日金曜日

モーターサイクルと豪雨。



この日はバイクタクシーをチャーターして土楼を巡った。
四つの土楼を回り、最後に土楼の王様と呼ばれる承啓楼に行こうとしたその時、滝のような雨に襲われた。これは言い過ぎではなく本当に雨が滝のようで、数m先の視界もないくらい。ドライバーのおじさんは雨宿りをすることなく、承啓楼を通り過ぎ、バスターミナルでバイクを止めた。

大雨で土楼観光どころじゃなくなってしまい、待っていても仕方ないかと思ってアモイ行きのバスに乗り込んだ。が、この判断がいけなかった。
車内はクーラーがキンキンに効いていて、びしょ濡れになった身体を限界まで冷やしていった。歯をガチガチさせながら耐えること三時間、アモイに着くころにはひどい頭痛。とてもじゃないけど市バスに乗ってホテルまで行くことは出きずタクシーを使って帰った。

結局この日から4日間体調は回復せず。
こんなにひどい風邪をひいたのは久しぶりで、一人旅をしていることが急に心細く感じてしまった。

2013年8月29日木曜日

土楼巡りと夏の終わり。



曇っているせいもあるだろうけど、土楼見学をしてもさほど汗をかかなかった。
だいぶ涼しくなってきた。
土楼の門の日陰で憩う客家のおばさんたちと、蝉の鳴き声だけが微かに夏を感じさてくれる。

いつのまにか8月が終ろうとしている。
夏が終ろうとしている。

2013年8月27日火曜日

移動日

香港から中国側の深センに戻ってきた。そして買ったチケットは、
深センー漳平 21:22-08:30 
漳平ーアモイ   14:00-18:50

なんとなく予想はしていたけど、深センー漳平は无座。つまり席無し。
この夜行では一睡も出来ず。漳平駅のベンチでも横になることは出来なかった。
香港での都会的生活から一気に修行の旅に。


2013年8月26日月曜日

グッバイ、香港フレンズ

二年前に食べた香港の吉野家は、なんとなく日本と味が違う気がしてイマイチだった。
僕が吉野家の味を忘れてしまったのか、それとも香港店の味が良くなったのかはわからないけど、今回は大満足。

インドカレーも二年前に食べている。当時はそのスパイスの強さに負けてあまり好きになれなかった。今では別物のように美味しく食べることが出来る。
こっちは僕の味覚の変化だと思う。味のストライクゾーンは間違いなく広くなった。

香港出発の日、地下鉄駅まで見送りに来てくれたのはカレー屋の子供たち。
基本的に子供が苦手だからあまりなつかれないんだけど、何故かこのインドカレー屋の子供達には気に入られてしまった。
僕が撮ったバラナシの写真を不思議そうに見ていたのが可笑しかった。10年後には彼らがカレーを作っているのかな。

二度目の香港は、前回とは比べ物にならないくらい楽しかった。
ごちそうさま。また会う日まで。

2013年8月25日日曜日

錦村客家村

次の目的地である福建省の土楼を訪れるにあたって客家族について調べていると、香港にも客家族の村があることを知り、せっかくなので足を伸ばしてみることにした。

地下鉄を乗り継いで辿りついた錦村客家村。村と名付けられているものの、到底そう呼べる規模ではなかった。
100×100mくらいの敷地を5m程の高さの壁が囲んでいて、内部には民家がギッシリと詰め込んである。
当然路地は狭く、それがかえってここを風情ある場所に感じさせるのかもしれない。

興味深かったのは、入場料に3香港ドル(36円)を払ったとき。
おばちゃんは『サンマン、サンマン』と言っていた。
サンは当然”三”だろう。じゃあ、マンは?

客家族の言葉なのかな。それとも広東語だろうか。
おばちゃんは愛想がなく僕の質問には答えてくれなかった。

2013年8月24日土曜日

ショッピング



旅行中の読書はもっぱらipadで読んでいるけれど、近頃無性に紙の本を読みたくなってきた。
電子書籍は便利だけど、どうもしっくりこない。
本を読むことの面白さを覚えてしまった今、どうせならその行為自体にもこだわっていきたい。
出来る限り、紙の本を読みたいと思うようになった。

今回、香港で購入した本
・大西洋漂流76日間(スティーブン・キャラバン)
・落盤(手塚治虫)

どこか、気持ちいの良い場所を見つけたら読もう。

2013年8月23日金曜日

大澳



寂れた漁村では、老人たちが静かに暮らしていた。それに、たくさんの猫たちも。
海から吹く風が気持ちいい。潮の香りは嫌いじゃない。

シロイルカが見られるという20香港ドル(240円)の遊覧ボートにのりながら、買っておいた鱈子の日干しを炙ったやつを食べた。
そのあとは埠頭のベンチで昼寝をした。

香港というとイメージするのは高層ビル群や雑然とした屋台街。
しかし昔はこの大澳のような漁村がいたるところにあったんだそう。
名前の通り"香る港"が。

2013年8月22日木曜日

マカオから香港へのフェリーにて



カーディガンがそろそろ寿命を迎えそうだ。
肌触りが良く、サイズもピッタリで気に入っていた。
2012年の6月に貰ったものだから一年以上お世話になったことになる。

旅をしていると服の消耗が激しい。僕の場合、一年以上もつのは稀。
今まで騙し騙し着ていたけど、肘の部分の穴が広がって流石に着られなくなってきた。

思い出の詰まっているものだけに捨てることは出来ない。
着心地が良すぎただけにユニクロやH&Mの安物なんて買う気にはならない。
新たなカーディガンを見つけるのは苦労しそうだ。

2013年8月21日水曜日

マカオの夜


ブラックジャックのディーラーのお姉さん。
テーブルにトランプを配る手捌きや、チップを数える視線、僕には聞き取れないけど、何事かをコールする声。
なにもかもが淀みなく洗練された所作は、みているとウットリしてしまう。冷静という字をそのまま具現化したような姿。

対して客の中国人。
配られたカードを捲る度に大声で叫び、クーラーの効いたホールでさえ額に汗をかいている。その情熱をチップに込め、叩きつけるようにベットする。

ソウル以来のカジノ。
やっぱり中国人のギャンブルを見るのは面白い。
果たして今宵の勝負、情熱と冷静のどちらに軍配があがるのか!

2013年8月20日火曜日

異国



ポルトで見たタイルのことはよく覚えている。
中世、イスラム教徒によってポルトガルに持ち込まれたアズレージョという名のタイル。

マカオにはあるだろうかと期待しながら歩いていると、歴史地区から少し離れたカジノの集まるエリアで見ることができた。

嬉しくなって写真を撮ろうとカメラを構えたけど、妙な違和感がある。
アズレージョと中国人が一緒に写っているからか?と思ったけど、そうじゃなかった。
あの中国人が信号待ちをしている!本土ではまず見ることのない状況だ。そういえば、マカオでは痰を吐き捨てる人も、子供に道端でおしっこ(ときにはう○ち)をさせている人も見ていない。


中国でも、ポルトガルでも、イスラムでもない。
マカオでしか見られない光景。


2013年8月19日月曜日

今後の予定



VISAリセットのために香港に向かう予定だったけど、少し変更。
まずはマカオに行ってみようと思う。

マカオ、といえば旧ポルトガル領。
西ヨーロッパの中でもポルトガルは好きな国だ。
首都リスボンに、港の街ポルト、そしてロカ岬。
特別面白いことが起こったわけではないけど、雰囲気のいい場所だった。

中国とポルトガルの混ざった街、一体どんなところなんだろう。


※写真はポルトで撮った民家のドア

2013年8月18日日曜日

陽朔


川下りのツアーは高いし(やはりここでも貧乏性・・)何しようかなと考えていると、
宿のスタッフが「20元札に描かれている風景が近くにあるから見に行くといいよ」と教えてくれた。

自転車をレンタルして30分ほど走ると、見えてきた見えてきた。
へえ、これは中々。いいじゃないか。

魯迅の「故郷」で主人公が船に乗って村を離れるシーン。僕は勝手にこんな場所をイメージしていて(いや実際は全然違うんだろうけど)、何時間でも見ていられるような、そんな趣のある場所だった。しかし無常にも雨は降りだし、滞在時間はたったの10分。
正味一時間のサイクリングは終ったのでした。


2013年8月16日金曜日

金銭感覚




陽朔の街は縁日のような賑わいで、路上狭しと出店が並んでいる。
いつもならこういう場所でなく安めの食堂で食べるところを、気まぐれでイカ焼きを食べてみた。一本5元(80円)だし日本で食べると思えば安いもの、と考えたのがいけなかった。

このイカ焼きはもうビックリするほどの旨さで追加で二本。これに気を大きくしてしまい、更にクレープ、タコ焼き、ホタテのバター焼き。終いにはハーゲンダッツのアイスクリーム。
一晩で60元(960円)もつかってしまった。(いつもは一食で高くても15元程度)

いかんいかん引き締めねば。
と思ったけど、よく考えたら1000円もつかっていない。
まったく、26歳にもなってこんな金銭感覚、ヒドいもんだ。
貧乏性にもほどがある。。

2013年8月14日水曜日

風雨橋

程陽周辺の村でいくつかの風雨橋を見て回った。



その中でも一番気に入ったのが林渓という村にある小さな小さな風雨橋。
全長5mもないんじゃないだろうか。

ここではおじいさんがトランプをしていたり、おばあさんがDVDを観ていたり。
農作業の休憩で昼寝をするおじさんが寝ていたり。
村人の憩いの場になっていた。



居心地がよく、僕もここで昼寝をしていると、いつの間にか夕方になってしまった。
今日は宿に泊まりたかったけど、それらしき建物は見当たらない。腹もすいてきた。

今日も野宿か。。
と、しょぼくれていると、「あなた、にほんじん?」とカタコトの日本語でおじさんに話しかけられた。
「そうですよ」と答えると、「よるごはん、たべた?」と聞かれる。

「いや、まだです」
「たべましょう」
「どこで?」
「わたしのうち」

なんてことになり、結局彼の家に泊めてもらえることになった。
最近、こんな田舎に泊まろう的な展開が多い。そして図々しく乗っかってしまっている。
流石にちょっと甘えすぎかな・・(笑)


リュウさん一家、お世話になりました。
ごちそうさまでした!

2013年8月13日火曜日

野宿

アルメニアで出会った写真家の万平さん、彼がカナダのハイダ島で野宿をしたということをフェイスブックで知った。
もうひとり。大さん(彼もまたアルメニアで出会った)は自転車で野宿をしながら日本を旅していた。
僕も無性にそんなことがしたくなり、風雨橋で野宿をすることにした。
あれ?屋根があるから野宿とはいえないのか?

その日の夜は大雨だった。風も強く、雷が鳴り続けた。
防災シートにくるまって、どうにか横雨を凌ぐ。ずいぶん過酷な野宿になってしまった。

アメリカや、バハ・カリフォルニアの時もそうだったけど、野宿の夜は、実はそんなに好きじゃない。
人に見つからないか警戒しなければいけないし、そもそも快適には眠れない。
けれど、朝は良い。
どんなに眠るのが遅くなっても朝6時くらいには起きる。
鳥達の鳴き声だったり、朝日だったり。自然が起こしてくれる。
それがなんとも心地よい目覚めで、好きだ。

いつのまにか眠りについていた。
寝ている間に雨も風も止んでいた。
昨夜は気付かなかったけれど、橋の向こうには田んぼが広がっていた。
雫のついた稲が朝日を受けて綺麗な黄色に輝いていた。


2013年8月12日月曜日

桂林の風景



貴陽は海抜1000mの高地にある街らしい。どうりで涼しかったわけだ。
そして桂林、おそろしく暑い。重慶ほどではないにしても。

宿のすぐ前に河がある。
渡し舟にのったおじさんは長めの櫂を底に当て、ゆっくりと進んでいた。

そのすぐそばを見てビックリ。なんと人が歩いて河を渡っている。
どうやら部分的に人が渡れるくらいに浅くなっている部分があるらしく、その近くでは水遊びをしている子供達もいる。

こんなでは渡し舟を利用する人はいないだろうと思って見ていると、しっかりと欧米人カップルが渡し舟に乗っていた。
なるほど、そういうことなのか。

2013年8月11日日曜日

欧米的中国



桂林、中国でも有数の観光地。

駅には英語でWeicome to Guilinの文字。
宿のチェックインでは「Are you Japanese ?」と聞かれた。いつもだったら中国語で対応されるのに、それだけ外国人の観光客が多いってことだろう。
きわめつけは街中にあるバーガースタンド。節操ないな~と思いつつも、こういうのも中国らしくてなんだか可笑しい。

桂林へ来た目的は風雨橋を見に行くこと。なんでも橋の上に屋根がついているんだとか。
マディソン群の橋みたいで興味をそそられる。
果たしてどんなところなんだろうか。

2013年8月10日土曜日

さらば貴陽。

今日の18:55の夜行で桂林に向かう。
貴陽、最後の晩餐、何を食べようか。

貴陽名物の腸旺麺にしようか、それともいつもの食堂で食べようか。昨日見つけたカレー屋さんにも行ってみたい。
貴陽ではことごとくメシが旨かっただけに迷う。う~ん・・・

果たして、迷った末に出した結論は、「全部食べる」
まず腸旺麺の小椀を食べ、その足でカレー屋へ。
鉄道での夜食用に食堂で炒面をテイクアウト。ついでに屋台で糯米(もち米)も買った。

そしてふと気付いた。
ラグマンをたったの一度しか食べていなかったことに。



※炒面は写真撮るの忘れちゃった。

2013年8月8日木曜日

貴陽

貴陽は、夜に元気になる。

大通りも小さな路地も、屋台でいっぱいになる。
中国西南でもかなり涼しいこの街は、昼間歩いていてもあまり汗をかかない。
にもかかわらず日が沈んだ後に散歩しようもんなら、屋台からの熱と人の多さでたちまち汗だくになってしまう。
「ごったがえす」という言葉がぴったりな街。

屋台で街が埋め尽くされる街は、いままでありそうでなかった。
成都にしても重慶にしても、中国の地方都市はそれぞれ個性があって楽しい。


2013年8月7日水曜日

常連化


宿から10mのところにある食堂。
オイスターソースで味付けをした炒め物料理のお店。
今まで醤油と塩の味付けが多かっただけに深みのある味が気に入り、毎日通ってしまった。

ご飯、湯豆腐つきで10元(160円)
おばちゃんの笑顔に癒される素敵な食堂。

2013年8月5日月曜日

新馳村



インターネットで調べた情報では新馳はキリスト教の村と紹介されていたが、貴陽の宿のスタッフに聞いても、シュエウェイに聞いても、そんな村は聞いたことがないとのこと。
もしかしたら教会とか西洋風な建物があったりするのかと期待していたが、実際に行ってみてもキリスト教らしさはほとんど見当たらなかった。
そもそもキリスト教徒の村民だってそんなに多くはないらしい。

それでもこの村の人たちはとても優しく、食事をご馳走してくれたり、いい景色の場所に連れて行ってくれたり、わざわざ民族衣装に着替えて写真を撮らせてくれたりと、まるで僕をVIPのように歓迎してくれた。
特に、ホァツエには家に泊めてもらい、帰りはバイクで紫雲まで送ってもらったり(歩くと4時間はかかるのでとても助かった)、とてもお世話になってしまった。

新馳はとても貧しい。トイレのある家も少なく、ほとんどの人は小学校にあるトイレを利用しているくらい。
今、観光業に力をいれていて、お金が出来たら妹に大学にいかせたいらしい。
ならばということで、僕も微力ながら協力しようと思います。

【新馳へのアクセス方法(貴陽からいく場合)】

1.貴陽から安順へ。鉄道で15.5元。所要一時間
2.安順から紫雲へ。バスで28元。所要1.5時間(バスターミナルは安順の鉄道駅から歩いて3分の場所にある)
3.紫雲の中央バスターミナルから白石岩方面行きバスターミナルへ。タクシーで10元くらい?所要5分
4.白石岩方面行きバスターミナルで「新馳へ行く」と伝えれば、白石岩行きのバスで途中下車させてくれる。5元。所要15分。
5.途中下車した場所から新馳。ひたすら歩く。ゆっくり歩いて4時間。分かれ道もあるが人がいるので聞いていけば道に迷うことはない。バイクやトラクターが走っているのでヒッチも出来る。

誰かが新馳のことを検索したときのために情報を記しておきます。
観光に力を入れるといっても、今のところは「なにも無い」。
逆に言えば、素のままの新馳を見るなら今なのかも。

2013年8月4日日曜日

犬食



そういえばこうやって大勢で食卓を囲むのは久しぶりだ。
紫雲で出会い、中洞への行き方を教えてくれた女の子、シュエウェイ。戻ったら連絡してねと携帯の番号を聞いていた。せっかくなので会いに行き、紫雲を案内してもらった。
写真は連れて行ってもらった犬肉料理のお店での食事の様子。

調理方法は火鍋スタイル、パクチーの入ったポン酢につけて食べる。僕以外は唐辛子と山椒をこれでもかというくらい入れていた。
犬肉は脂の少ない固めの牛肉のような味と食感。見た目からは犬を想像することはできず抵抗感なく食べられたけど、食堂のなかにはペットの犬が二匹。これは気になるなーと言うと
「日本人も家で鳥を飼ってて、でも鶏肉を食べるでしょう?」
なるほどたしかに、理屈は同じだ。でも理屈じゃあないんだ。
それでも食べろ食べろと言われ、結局お腹いっぱい頂いてしまった。

ご飯は一人で食べるのが好きだけど、たまにこういうのがあると楽しい。
いやあ美味しかった、ご馳走様でした。


2013年8月3日土曜日

中洞苗寨




その存在は友人から聞いていたし、写真も見たことがある。 しかし実際に中洞の姿が見えてくると、それだけでワクワクしてくるような、妙に魅力のある場所だった。
それは思ったよりも長い距離を歩き、途中で大雨に降られ、ようやく辿り着いたからなのかもしれないけど。

到着後すぐ、入り口近くの民家に宿泊させてもらった。とにかく寒くて、早く着替えたかった。わかっていたが、案の定シャワーはなかった。 
晩ご飯はトマトと卵の炒め物。これは中国ではポピュラーな料理だけど、お米の種類がもち米のような食感で、タイやラオスで食べられているカオニャオに近い。
そういえば、家族の中で普通話を話すのは父親だけ。子ども達やお母さんは、ニャムニャムとタイ語のような言葉を話していた。
中洞で暮らしているのは苗族という少数民族。漢族とはだいぶ文化が違うようだ。

洞窟という場所の持つ雰囲気もあってか、生活感、というより現実感のない不思議な場所だった。 洞窟内の5,6軒の民家には、その全てに人が住んでるわけではないようだ。
中央にはバスケットコートがある。けれど、こちらも使われているようには見えない。家畜のニワトリが歩き回っているだけで、外に出ている人は誰もいない。 

なんだか夢の中をさまよっているようだった。
雨音だけが洞窟内に響き、外の景色は白く霞んでいた。


2013年8月2日金曜日

long time no see !

貴陽の清真街(イスラム教徒が住むエリア)でウイグル人の経営するレストランを見つけた。
ようやく、ラグマンにたどり着いた。

出てきたのは麺と具がセパレートされたタイプ。
貴州省らしく少しピリ辛になっているものの、その味はまぎれもなくラグマン。食後の皿に残るスープはやはり透き通っていた。
今回食べて確信したことがひとつ。ラグマンを作るうえで最も重要なのはドライトマト。これの有無でラグマンらしい味になるかどうかが決まる、はず。

それにしても、麺のおかわり無料とはいえ22元は少し高いな~。