2013年9月29日日曜日

ユースホステルとネコ。



今更ながら気付いたけれど、中国のユースホステルはネコを飼っていることが多い。
僕が泊まった宿では半分以上はネコがいた気がする。

中国人はネコが好きなのかなと単純に思っていたけど、よく考えてみるとこれってホテル側の経営戦略なんじゃなかろうか。
ネコ→癒やし効果→宿泊者の満足度UP
商売のうまい中国人ならではじゃないか、誰も損しないし。

邪推かな。

2013年9月28日土曜日

嵩山少林寺



四川省あたりのチベット式のお寺と比べると飾り気がない。東にすすむにつれ徐々に様式の変わってきたお寺も、ここ嵩山少林寺で地味さが極まってきた。お坊さんの袈裟の色も、黒やベージュの落ち着いた色使い。
日本人の僕にとっては馴染みのある外見だ。
というのも、ここは禅発祥の地。日本のお寺に似ているのは当たり前かもしれない。

写真はかの有名な少林寺拳法の演舞。
動きの中で体をたたいてパチンパチンと鳴らす姿が可笑しくて笑ってしまった。

2013年9月26日木曜日

洛陽へ



広州から洛陽へ。24時間の鉄道の旅。

長江を渡ると、すぐに陽が落ちた。
午後七時にはもう暗くなってしまう。

午前二時、車窓から伝わってくる冷気で目が覚めた。
座ったまま無理な姿勢で寝ていたからか首が痛い。
暗くて見えないけど列車は今、中原を走っているんだろう。

北へ北へ向かっています。だいぶ寒くなってきた。
北京に着くころには冬になっているかもしれない。

2013年9月25日水曜日

チィユェ



ビザ無しでの滞在15日間。アモイから北京までどういうルートで行こうかと思案しているところに、友達からメールがきた。二年前、ともに新疆を旅したチィユェからだった。

彼女の家は青海省にあるので今回は会えないと思っていたけど、前回の旅が終わってから広州で働いていたらしい。北京に向かうルートからは外れているけど、こんな連絡をもらったら行かない訳にはいかない。すぐに計画を変更し、広州行きを決めた。

久しぶりに会ったチィユェはなんというか、綺麗になっていた。化粧もしてるし、着ている服も都会の中国人って感じ。ノースフェイスのウインドブレーカー上下に、日に焼けて浅黒かった二年前とはえらい代わり様だ。

驚いたのは「11月から世界一周の旅に出る」という彼女からの報告。まずインドに向かい、中東、アフリカ、南米…。治安的に不安のあるルートだけど、聞いているだけでワクワクする話だった。
僕の旅が終わろうとしているときに、友達の旅がはじまろうとしている。まるでバトンタッチをするような気分。

気をつけて、そしてたくさん楽しんで!
一路平安!再見!

2013年9月19日木曜日

風立ちぬ


とってもいい映画だったから、この映画をみた人と話がしたい。
映画を観るのは一人がいいけど、良い映画を観た後は、誰かと一緒にいたくなる。

『風立ちぬ』を観たら台湾を発とうと思っていたので、その日にアモイ行きのフェリーを予約した。
22日に出発。中国入国は23日。
ビザ無しの滞在日数は15日なので、10月7日には中国を出ることになる。
はっきりと逆算できてしまうくらいに、旅の終わりが近くなったことに気付く。

とても素直に、日本に帰ることが嬉しいと思えている。
いい時期にこの映画を観ることができた。

2013年9月16日月曜日

高雄へ



高雄へ向かうはずが乗る電車を間違えてしまい、花蓮に戻ってきてしまった。
駅員さんに事情を説明すると、『次の電車に乗ればいいよ』とのこと。
切符を買いなおす必要もないらしい。
このゆるいルールがなんとも台湾的。(もしかしたら旅行者だからオマケしてくれたのかもしれない)

写真は高雄へ向かう電車の車窓から見た景色。
雲のすきまから射す光が線のようにみえて、照らされた海はキラキラと輝いていて、綺麗だった。

2013年9月15日日曜日

夏 その2

池で釣りをする少年達をみて、やっぱり台湾は夏なんだと感じた。





遠くに浮かぶ入道雲と海の色、これも夏です。





木漏れ日、これは夏だろうか?夏っぽいなと思ったから写真に撮ったんですが。





宿にいたネコ。夏に関係ないものも撮っています。うっすらと僕も写っています。





2013年9月14日土曜日

夏 その1



台湾は温泉が有名だと聞き、花蓮の近くにある瑞穂温泉に足を伸ばした。
瑞穂駅から温泉までは5kmほど。タクシーで行くことを勧められたけど歩いくことにした。どうせ温泉にはいるんだ。

日陰のない道を一時間ほど歩き、Tシャツは汗でビチャビチャ。終ったと思っていた夏にカウンターパンチをかまされた気分だ。音楽プレイヤーを持っていたら久石譲のsummerを流したかったところ。台北ではメトロで移動していたので長距離を歩くのも久しぶりだった。

長湯の出来ない僕は10分ほど温泉につかり、夏を相手に駅まで5km。歩いて帰った。

2013年9月11日水曜日



しかし懲りずに女子会へ。
今日は茶道教室にお邪魔してきた。

ガラスの茶器にお湯が注がれると、茶葉はゆっくりと本来の形に戻っていく。開いていく葉から黄色のような緑色が広がっていき、注ぎ口から漏れる極上の香りは机を囲む人たちの顔を緩ませていく。
小さな小さな湯のみに注がれたお茶はたった三口で飲み終えてしまうけど、二煎目、三煎目、四煎目と、少しづつ変わっていく味が、感動を永遠に運んでくる。

質の良いお茶を正しい手順で淹れると、こんなにも良い香りで味わい深いものなのか。

珈琲、煙草、酒。
今まで嗜好品には全く縁が無かったけれど、ついにお茶と出会ってしまった。
美味しいお茶を淹れられるようになりたい。

日本に帰ったら母親に教えてもらおうかな。

2013年9月9日月曜日

九份



日本人でいっぱいの九份。観光客の半分以上が日本人だった。
しかしカップルやグループばかりで話しかけられそうな人は見当たらず、カフェで読書をして過ごしてしまうのでした。

2013年9月8日日曜日

台湾、好きです。




『台湾に行くと懐かしい気持ちになるよ』と聞いていたけど、それは本当だった。
この国はとても日本っぽい。

例えば料理、醤油と砂糖の甘辛い味付けは大陸にはあまりない日本的な味付けだし、お米の種類もモチモチしていて日本のものに近い。店員さんの対応も丁寧だ。
電車の電光掲示板には次の駅と、その次の駅が表示される。こういう細やかな配慮も日本っぽいなーなんて思ったりする。
なにより、日本語を話す人の多さ。インフォメーションでは当たり前に日本語対応。夜市なんかでもカタコトの日本語が飛び交っている。

台湾、居心地が良いです。
長居してしまいそう。

2013年9月7日土曜日

女子会




ありがたいことに、台北ではマギーさんの家に泊めてもらっている。
今日はマギーさんの友達と一緒にインドカレー作り。

インドカレーもナンも上手くできたけど、その後が長かった。
おばちゃん達(もといお姉さま方)のお喋りは本当にいつまでたっても終らないのだ。

男が女子会なんかに参加するもんじゃないですね。
ただでさえ女性は苦手なんだから。

2013年9月6日金曜日

自賛

台湾到着。

台北駅まで迎えに来てくれたのはマギーさん。
ヒマラヤで会ったのが2012年の1月だから、一年半ぶりの再会だ。

どこかへ行く理由が、友達に会えるからっていうのは素敵なことだと思う。
そして、その友達が出迎えてくれるのはとても嬉しい。

我ながらいい旅をしている。
最近、強くそう思います。

2013年9月5日木曜日

船旅



煙突から出る煙から漂うオイルの臭いも、手すりにこびりついた潮のベタつきも。
なかなか港から離れない船のスピードも、ガスっていて見えそうにない海に沈む夕日も。

そんな些細なことは全部どうでもよくなるくらいに、船旅への興奮が高まっています。
船で国を越えるのです。
そこにはロマンがあるのです。

2013年9月4日水曜日

朋友的朋友



友達から紹介してもらった中国人の林英。
アモイの海鮮料理を食べに行こうと言ってくれたけど、ワガママを言ってラグマンを食べに行った。

心得たもので、食事に行けば絶対に奢ってもらうことになるという確信があった。だから今回はお土産持参。深センに行ったときに「東京散歩」という本を買っておいた。絶対に奢らせてくれないんだもの、先回りしないとお礼も出来やしない。(笑)

ともあれ、久しぶりのラグマンを堪能し、友達の友達に会うこともできた。
次に向かうは台湾です。

2013年9月3日火曜日

コロンス島



西洋的な建物が集まっていて雰囲気がお洒落なせいか、ドレスとタキシードを着たカップルが各所で写真撮影をしている。
こういうところは教会で結婚式を挙げる日本人と感覚が似ているみたい。

アモイにいるんだし、なんとなく行っておかなければ。
という気持ちで来てみたものの、どうやらここは僕には合っていないようだ。

ものの一時間で帰ってしまった。